紙2号


1.特徴
折り紙飛行機をモデルにした機体の第二段です。
紙1号と同様にプロペラが後ろについた無尾翼プッシャータイプの飛行機です。
経験的に無尾翼機は、重心位置が合えばよく飛びますが、少しでもずれると極端に安定が悪くなります。今回紹介する機体も無尾翼機なので、重心合わせがシビアなんだろうなと思ったのですが、予想に反して重心位置の移動には鈍感な機体でした。つまり、調整が楽な機体です。
飛行の癖としては、翼面積が大きいので、翼面荷重が小さく操縦も楽ですが、旋回に入るときに一瞬遅れるような気がします。また、旋回から直線飛行に戻す場合、少しあて舵が必要です。
欠点は、地上タキシングで小回りさせると機体が傾いて翼端安定板が床に擦れてしまうため小回りが効かないことです。


2.テクニカル・データ
・全長   : 215mm(プロペラ含む)
・全幅   : 280mm
・全備重量  : 15.2g
・主翼上反角 : 5°
・モータダウンスラスト : 0°
・モータサイドスラスト : 0°
・モーターオフセット : 4mm
・動力用モータ  : MK07−3.3 (Φ7mm コアレス オレンジ・モーター)
・ラダーアクチュエータ : MK04−40 (Φ4mm コアレスモータ)
・プロペラ : P5720 (ダイヤ57mm)
・バッテリー : FR130C リチウム・ポリマー・バッテリー 1セル (130mAH)
・受信機   : MINOR−FRAT
・車輪    : WEEL20 (Φ20mm)
・コントロール  : ラダー、エンコン (2ch)
・連続飛行時間 : 約15分


3.寸法図



4.作り方
4.1 胴体
胴体は、厚さ5mmの発泡スチロールです。胴体後部にはラダーを取り付けます。ラダーは、モーターアクチュエータによって駆動されます。ラダーの構造は、基本的にTMK2と同じですので、そちらを参考にしてください。もし、ラダーが床に接触するようでしたら、ラダー下部を斜めにカットしてもよろしいかと思います。
胴体下部には車輪を取り付けますが、車輪の構造もTMK2と同じです。ただ、胴体厚が5mmと薄いので、車軸を通すカラーの部分の胴体は発泡スチロールを貼り付けて肉厚にすると良いでしょう。または、胴体そのものを10mm厚にしても良いかもしれません。
 

4.2 主翼
主翼は2.5mm厚の発泡スチロールです。
左右の翼は別々に作ります。
主翼後端を少し跳ね上げが必要です。寸法図のように30mmほど切り込みを入れて、手を使ってゆるいカーブを描くように翼の後端を曲げます。跳ね上げ量は、約3mmです。
主翼の先端に、翼端安定板を接着します。
左右の翼が完成したら、上半角は5°になるようにして、胴体に接着します。
 

4.3 モータ、プロペラ
モータを後に搭載すると、どうしても重心が合いません。仕方なく、モータを機首付近に取り付け、モータとプロペラは、長いカーボンロッドで接続することにしました。ロッドが長いので、回転する時にロッドの中央が大きくぶれますから、ロッドの中央付近にカラーを設けてこれを防いでいます。
推力の中心は、トルク負けを防ぐために機体の中心から4mmほど左にオフセットしました。
  

4.4 受信機、バッテリーの取り付け
バッテリーは、マジックテープで取り付けるようにしました。多少の重心移動が可能です。
受信機ですが、たいへん高価なため、1機に1台の受信機を搭載するのは予算的に苦しいので、受信機はソケットで簡単に取り外しできるようにしました。ガラエポ基板にソケットを接着して写真のようなユニットを製作しました。3ピンソケットは、受信機メーカーの純正品を使っていますが、他は、ICソケットを利用しています。ソケットユニットは機体に接着し、受信機だけ取り外せるようにします。受信機自体が軽いので、受信機をソケットに差し込んだだけでも通常の飛行では外れることはありません。機体が壁などにぶつかった時、受信機が外れることがありますので、外れにくいようにソケットを受信機より機体の進行方向で前方に設置すると良いでしょう。
 


5.調整
図面通りに作った場合は、特に調整しなくても安定飛行すると思います。
前後のバランスに関しては、突っ込みぎみなら、バッテリーを後に移動します。反対に上下運動を繰り返す飛行でしたら、逆にバッテリーを前方に移動します。翼後端の跳ね上げ量を加減しても調整可能で、突っ込みぎみなら跳ね上げ量を大きくし、上下運動を繰り返すようなら跳ね上げ量を小さくします。
左右のバランスに関しては、左右どちらかに傾いた場合は、傾いた側と反対側が重くなるようにバッテリーを移動させます。


6.飛行の様子(ムービー)

http://www.youtube.com/watch?v=zH83dUlqRqE