Hummingbird2


  試作1号機

1.特徴
TMK3は、たいへん良く飛びますが、より小型で軽量の機体を作りたいと思いました。
そこで、胴体と翼の分割機構をやめ、胴体を全て発泡スチロールで作ることで軽量化を図りました。
テスト飛行をしたときに左右にお尻を振るダッチロールという現象が起きたので水平尾翼の下に二枚の垂直安定板を取り付けたところ、安定して飛行できるようになりました。
飛行性能はTMK3よりも上昇性能と旋回性能が向上しました。

  試作2号機             試作1号&2号


2.テクニカル・データ
・全長   : 225mm
・全幅   : 270mm
・全備重量  : 9.0g
・主翼取り付け角 : 5°
・水平尾翼取り付け角 : 0°
・主翼上反角 : 5°(翼端)
・モータダウンスラスト : 0°
・モータサイドスラスト : 0°
・動力用モータ  : Φ6mm コアレス レッド・モーター
・ラダーアクチュエータ : SHICOH-F7 (Φ3.2mm コアレスモータ)
・プロペラ : GWS EP-2508 (ダイヤ42mmにカット)
・バッテリー : リチウム・ポリマー・バッテリー 1セル (70mAH)
・受信機   : MINOR−FRAT
・車輪    : WEEL20 (Φ20mm)
・コントロール  : ラダー、エンコン (2ch)
・連続飛行時間 : 約15分


3.寸法図



4.作り方
上の図面を目盛と同じスケールで製作してください。
胴体は、厚さ5mm、主翼と水平尾翼、垂直安定板、胴体補強用小翼、ラダーは厚さ2mmの発泡スチロールです。
主翼の上半角は手で曲げます。親指の腹の部分を使って主翼が折れないように気をつけてやさしく曲げてください。
モーターマウントは厚さ2mmのバルサ材です。主翼に接する部分はヤスリで滑らかにし、主翼に隙間なく接着できるようにしてください。
車軸は厚さ0.5mmのプラ板をコの字型に折り曲げ、ヤスリで穴を開けて通すだけです。胴体を挟み込むように接着します。
垂直尾翼にはラダーが付きます。飛行させてみて、左右どちらかに曲がってしまう癖が出た時は垂直安定板で調整します。


5.飛行の様子(ムービー)

http://www.youtube.com/watch?v=OJW9ELiBg2Q&feature=youtu.be