2024/09/11
最近、ユーチューブなどでオカルト系の動画を見て楽しんでいる。
UFO(UAP)、心霊、不思議な体験などであるが、それらの話を本当に信じている訳ではなく、半分エンタメとして楽しんでいるのである。
それらの話のなかで、不思議体験の話は特に好きだ。
大半の話は、創作だろうけど、いくつかの話は本当に体験したのかもしれないと思えるものある。
ここでは、不思議体験の中で、表題にあるタイムリープに関するものについて、考察してみることにする。
タイムリープというと未来や過去に自由に行き来出来るタイムマシンを想像するかもしれない。
ちょっと横道にそれるが、私は今後どんなにテクノロジーが進歩してもタイムマシンは出来ないと考えている。
その理由は、未来や過去に自由に行き来したら、親殺しのパラドックスのように因果律が崩壊してしまうからである。
ちなみに、片道切符でよければ、未来に行くことは可能である。
やり方は、とにかく高速で走り続けれれば良い。
そうすれば、相対論効果によって、走っている人は、止まっている人に対して時間の進み方が遅くなるのである。
具体的には、日本からアメリカまで旅客機で行ったとすると約20nsec(1秒の5千万分の1)未来にいける。
10年、20年未来に行きたければ、もっともっと速い(光速に近い)乗り物に乗ればいいのである。
話をもとに戻そう。
ここでは、タイムマシンのような話ではなく、朝起きて近所を散歩していて、ふと気づいたら、知らない町を歩いていて、夕方になっていた。
と、このような話である。
何故、こんな話に興味を持ったかというと、実は自分もこれに似た体験があるからなのである。
タイムリープ体験は、記憶しているだけで、過去3回あった。
1度目は、小学校に上がる前の5、6才の頃だったと思う。
夜、うつ伏せ状態になって布団に入り、居間でうす暗い電球の下で茶を飲む両親を見ていた。
そして、瞬きをした瞬間、居間の両親が消え、辺りは急に明るくなり、翌朝になっていたのである。
まあ、ぐっすり眠って、パッと目が覚めたんだと言われればそれまでだけど、後にも先にもこんな目覚め方は経験がない。
朝目が覚める時は、必ず少々寝ぼけた状態から覚醒していくものだが、その時は寝ぼけた状態が全くなかったのである。
2度目は、社会人になってからのことである。
千葉県の幕張メッセで開催された展示会に行ったときのことである。
一通り展示を見終わって、JR京葉線の海浜幕張駅から東京駅行きの電車に乗った。
たまたま、座席が空いていたので座ることが出来た。
「一日中立ちっぱなしだったから、結構疲れたなあ。」なんて思いながら目を閉じた。
すると、車内アナウンスが聞こえてきた。
「次は海浜幕張、海浜幕張」
あらら、アナウンス間違ったな。
次の停車駅を案内するとき、1駅間違うことはよくあることだ。
すぐに気が付いて訂正するだろうと思っていたが、暫くしても訂正するアナウンスが流れてこない。
「早く、間違いに気づけよ。」なんて思いながら目を開けた。
すると、電車の進行方向が反対になっているではないか。
間もなくして、乗っていた電車は、海浜幕張駅に着いてドアが開いた。
勿論、あわてて電車を降りたのであった。
この話も「ぐっすり寝てしまったのだ」と言われればそれまでだが、自分としては、目は閉じたが寝てはいない。
そもそも、私は乗り越しを恐れ電車の中では寝たことがない。
もし、寝ていたとしたら、東京駅で暫く停車していたのに誰も起こしてくれなかった訳で、なんて薄情な世の中なんだろう。
3度目は、1本道を歩いていて、気が付いたら、その道を横切っていた話で、テレポーテーションしたかもということで、第1話に書いた。
テレポーテーション
とまあ、覚えているだけで、3度の不思議体験をしたわけだが、もしかしたら科学的に説明がつくのではないかと考えるようになった。
それは、「短期記憶障害」という病気である。
病気と言っても、頻発しなければそれほど心配しなくていいようだ。
自分の名前すら思い出せない記憶喪失とは違い、過去数10分から数時間の記憶がすっぽり抜け落ちるのがその症状である。
調べてみると、この症状が出る前兆の1つに、激しい頭痛というのがあった。
言われてみれば、3度目の体験の時に、確かに激しい頭痛があったことをはっきり覚えている。
「短期記憶障害」は、お酒の飲み過ぎでも起きるようで、お酒を飲み過ぎて、気が付いたら朝自宅のベッドに寝ていた。
こんな経験した人も多いのではないでしょうか。(私は経験ないけど)
世の中で起きた不思議な出来事について、そんなばかなことあるわけないと一笑する人もいるが、合理的に説明できることもあるかもしれない。
そんなお話でした。