VC10

空撮ビデオユニット

 



1.概要
最近、カーキービデオなるものを入手できましたので、これをRC機に搭載して空撮できるように改造してみました。特に改造せずに録画状態のまま飛行させてもいいのですが、送信機からの操作で録画開始/停止ができた方が何かと便利です。さらに、受信機から電源を供給することで内蔵バッテリーが不要になり、充電する必要もなくなります。
このビデオ録画装置は、静止画も撮れるようになっていましたが、動画撮影のみの仕様としています。
改造内容は、内蔵バッテリーを取り外して、新規に制作したマイコン制御基板を追加しています。
本来は、本体のPOWERスイッチとRECスイッチの2つのスイッチで操作するようになっており、スタンバイでLEDが点灯して、ビデオ録画中はLEDが消灯しています。これでは、パワーOFF状態なのか録画中なのかが判らず、非常に使いにくかったので、もともと付いていたLEDは取り外して、新たにLEDを取り付けて、ビデオ録画中にLEDが点灯するように改造しました。


2.付属品
 USB接続ケーブル


3.機能
 ●動画撮影及び音声録音


4.仕様
 ●電源電圧 4.0〜6.0V
 ●消費電流 5mA(OFF時)/200mA(ON時) @電源電圧 5V時
 ●外形 51*32*13(縦*横*高さ)
 ●重量 16.5g(コネクタ含む)

 ●画素数 720*480
 ●フォーマット AVI形式
 ●メモリー マイクロSDカード(別売)
 ●使用可能メモリ容量 128MB〜16GB
 ●対応OS Windows98SE、ME、2000、XP、VISTA、Windows7
 ●録画時間 約20分/GB (実測値)


5.システム構成





6.使い方
Micro−SDカードを挿入すれば、あとは受信機の空チャンネルに接続するだけでビデオ録画可能となります。
受信機のチャンネルは、引き込み脚用スイッチなどに割り当てると便利ですが、4チャンネル送信機で機体がエルロン、エレベータ、エンコンの3チャンネル仕様でラダーチャンネルが空いている場合、ラダーチャンネルに接続することができます。
信号入力パルス幅が1.8msec以上でON(録画開始)、1.2msec以下でOFF(録画停止)するようになっていて、ニュートラルパルスの1.5msecを中心とした1.2〜1.8msecの間は何の動作もしません。例えば、ラダーチャンネルに接続した場合、一旦、ラダーを右(左)いっぱいに切って録画をスタートすれば、あとは送信機のスティックがニュートラル付近にある限り録画し続け、録画を停止する時には、ラダーを左(右)いっぱいに切ります。
録画中はLEDが点灯し、それ以外のときはLEDは消灯しています。LEDが点灯してから録画が開始するまでには、約6秒のタイムラグがありますので注意してください。
撮影した動画を見る時は、パソコンなどにファイルを取り込む必要がありますが、本体とUSBケーブルで接続するか、マイクロSDカードを抜いて市販のリーダライタで読み込みます。USBケーブルで接続する場合は、受信機からコネクタを抜いてから行ってください。


7.注意事項
・実際の録画開始は、LEDが点灯してから約6秒後からになります。
・電源を切る時には、必ず録画を停止させ、5秒以上待ってから電源を切って下さい。
・受信機の電源電圧が4.0Vを一瞬でも下回るとリセットがかかり、撮影中の画像は保存されなくなる場合があります。動力用モータの始動時やサーボを動作させた時の電圧降下に注意してください。
・録画した画面の右下に録画日時が表示されますが、録画日時を設定することはできませんでので、表示画面の録画日時は無視してください。
・説明書には、「Micro−SDカードによっては動作しない場合がある」と書いてあります。私はSanDiskの2GBを使ってOKでした。
・SDカードメモリがいっぱいになるとそれ以上録画できなくなりますので、パソコンからの操作でメモリをクリアしてからお使いください。
・本体のスイッチは接着剤で固めて押せないようにしてありますので、無理にスイッチを押さないでください。


8.ムービー
こんな感じにセロハンテープでも固定できます。
本体重量が軽いので、重量200g程度の機体でも楽々搭載できました。
   

http://www.youtube.com/watch?v=ULueLGkJouI