1.概要
船舶のギミックなどにRCサーボを使うことも多いかと思いますが、木の枝などがひっかかりサーボの動きが拘束されてしまう場合があります。
操縦者からその状況が見えればよいのですが、見えない場合も多く、そうなるとサーボは、大きな電流を消費し続けるばかりか、サーボが壊れてしまうかもしれません。
そこで、本回路を介してサーボに接続すると、一定時間受信機から送られてくるサーボ信号に変化がない場合、サーボへの信号を遮断してくれます。
従って、サーボに無理な力がかからなるため、大電流を消費し続けることも、サーボを壊す心配もなくなります。
この回路は、あくまでもギミック用なので、ラダーやエレベータなど重要な操作用のサーボには使わないでください。
2.機能
●サーボ保護機能
3.仕様
●電源電圧 : 2.5V〜5.5V
●基板外形 : 13*9*4(縦*横*高さ)
●重量 : 2.5g(コネクタ含む)
4.回路図
5.部品表
部品番号 |
部品名 |
仕様 |
備考 |
IC1 |
マイコン |
ATtiny13A |
|
Q1 |
抵抗内臓トランジスタ |
RN1102 |
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C1 |
セラミック・コンデンサ |
0.68uF/16V |
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R1 |
抵抗 |
4.7kΩ |
|
R2 |
抵抗 |
100Ω |
|
6.マイコン プログラムのダウンロード
本回路はマイコンを使っていますので、自作する方は、マイコンにプログラムを書き込む必要があります。
プログラムは、下記ファイルをクリック、保存してからマイコンへの書き込みを行って下さい。
sh100.hex
書き込み時の設定
・FUSE BIT
high byte 0xFD
low byte 0x69
・LOCK BIT 0xFF
7.配線図
配線は、下図を参照してください。(完成品はJRコネクタ付きです。)
8.使い方
特に調整等はなく、 受信機とサーボの間の本回路を挿入するだけです。
送信機からの信号に変化がなくなってから、約3秒後にサーボへの信号が遮断されます。
送信機からの信号に変化があった時点で、サーボへの信号は回復し、サーボを動かすことが出来ます。