1.特徴
世間で何かと騒がれている垂直離着陸機オスプレイのインドアRC機です。
もともとジョークのつもりで作った機体ですが、飛行仲間からはとても好評だったので、機体詳細データを掲載することにしました。
特徴は、翼端にある2つの大きなメインロータで、初めてその飛行を見た人は皆、このローターを回して飛んでいると思ったようですが、実はこのローターはダミーで、風を受けて回っているだけです。実際、離陸滑走し始めてからローターが回りはじめます。
本当の動力用モーターは主翼の後部下にプッシャー配置されていて、飛行中はメインローターに目を奪われ、目立ちません。
大きなダミーローターが回転して、大きな空気抵抗を受けている筈なのに、飛行特性は非常に良好で、飛ばしやすいです。
当然ですが、垂直離着陸は出来ません。
2.テクニカル・データ
・全長 : 240mm
・全幅 : 266mm
・全備重量 : 10.5g
・主翼取り付け角 : 3°
・水平尾翼取り付け角 : 0°
・モータダウンスラスト : 0°
・モータサイドスラスト : 0°
・動力用モータ : Φ6mm コアレス・モーター
・ラダーアクチュエータ : Φ3.2mm コアレスモーター
・プロペラ : GWS EP−2508 (ダイヤ42にカット)
・バッテリー : リチウム・ポリマー・バッテリー 1セル (70mAH)
・受信機 : 自作(スピコン付き)
・コントロール : ラダー、エンコン (2ch)
・連続飛行時間 : 約10分
3.寸法図
4.作り方
胴体、主翼は、厚さ5mmの発泡スチロールで、翼端のナセルは厚さ3mmの発泡スチロール、水平尾翼、垂直尾翼は厚さ2.5mmの発泡スチロールです。
主翼断面は、翼型がクラークYっぽくなるように削ります。作ってみたら主翼が細すぎたので、フラップを追加しています。最初から翼弦を大きくしておけば、フラップなしでも構いません。、また、安定性を増すために主翼中央付近から少しだけ上反角をつけました。ドライヤーか熱湯をかけて上反角をつけますが、ドライヤーの場合は熱をかけ過ぎると発泡スチロールが溶けてしまいますので、注意が必要です。
翼端のローターは、ストロー(長さ150mm)をプロペラ型にカット加工して作りました。実機は、3枚ローターですが、2枚ローター(1本のストロー)になっています。飛行中は、回転しているので、2枚ローターでもバレません。
5.飛行の様子
https://www.youtube.com/watch?v=tDgLh-Vcczo