1.概要
1セルのリチウム・ポリマー・バッテリー(以下Li−Poと呼ぶ)に対応した小型電動RCカーや小型電動RCボート用に設計したブラシモータ 専用のスピード
コントローラ(以下スピコンと呼ぶ)です。
本回路は、Li-Po1セル専用受信機にのみ接続可能です。
2.機能
●Li−Po 1セル専用
●PWM方式 高周波 モータ スピード コントロール
●バック付き(ブレーキは無し)
3.仕様
●適応バッテリ Ni−Cd/NiーMH:3セル、LiーPo:1セル
●負荷電流 2A (連続)
●電圧低下検出 3.0V
●消費電流 6mA
●スイッチング周波数 前進約2kHz〜4kHz
●外形 29*17*5.0(縦*横*高さ)
●重量 1.6g(コネクタ含まず)
4.回路図
5.部品表
部品番号 |
品番 |
メーカー |
備考 |
IC1 |
ATtiny45V |
ATMEL |
. |
Q1 |
RN1102 |
東芝 |
. |
Q2 |
RN1102 |
東芝 |
. |
Q3 |
RN1102 |
東芝 |
. |
Q4 |
RN1102 |
東芝 |
. |
Q5 |
RN1102 |
東芝 |
. |
Q6 |
IRLML6401 |
IR |
. |
Q7 |
IRLML6401 |
IR |
. |
Q8 |
IRLML2502 |
IR |
. |
Q9 |
IRLML2502 |
IR |
. |
R1 |
チップ抵抗 10kΩ 1/10W |
. |
. |
R2 |
チップ抵抗 1kΩ 1/10W |
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. |
R3 |
チップ抵抗 1kΩ 1/10W |
. |
. |
R4 |
チップ抵抗 1kΩ 1/10W |
. |
. |
R5 |
チップ抵抗 1kΩ 1/10W |
. |
. |
R6 |
チップ抵抗 4.7kΩ 1/10W |
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. |
C1 |
チップセラミックコンデンサ 0.68uF 16V |
. |
. |
C2 |
チップセラミックコンデンサ 0.1uF 25V |
. |
. |
C3 |
チップセラミックコンデンサ 0.1uF 25V |
. |
. |
C4 |
チップセラミックコンデンサ 0.1uF 25V |
. |
. |
C5 |
チップセラミックコンデンサ 10uF 16V |
. |
. |
C6 |
チップセラミックコンデンサ 10uF 16V |
. |
. |
6.マイコン プログラムのダウンロード
自作する方は、マイコンにプログラムを書き込む必要があります。
圧縮形式ですので、下記ファイルをダウンロードした後、解凍してHEXファイルにしてからマイコンへの書き込みを行って下さい。
書き込みを行う際に、プログラムメモリの0x7FF番地のローバイトに8MHzOSCキャリブレーションデータを書き込んで下さい。
mc200
設定
・FUSE extended byte (11111111B)
・FUSE high byte (01111110B)
・FUSE low byte (01100010B
SELFPGNEN:1
RSTDISBL:0
DWEN:1
SPIEN:1
WDTON:1
EESAVE:1
BODLEVEL2:1
BODLEVEL1:1
BODLEVEL0:0
CKDIV8:0
CKOUT:1
SUT1:1
SUT0:0
CKSEL3:0
CKSEL2:0
CKSEL1:1
CKSEL0:0
・LOCK bit (11111111B)
LB1:1
LB2:1
7.配線図
8.使い方
8.1初期設定方法
本回路は、ニュートラルなどのポジションはデフォルト設定されていますが、好みに応じて再設定することができます。設定は、1度行えば、データは不揮発性メモリに記憶されるためバッテリーを外しても消えることはありません。したがって、通常使用において毎回設定する必要はありません。また、この初期設定は、何度でも変更可能です。
初期設定は、フルバックポジションの設定、フルハイポジションの設定、ニュートラル設定、確認のためのフルバックの順に行います。
@エンコンのトリムは中央にしておきます。
Aフタバ製プロポは、エンコンをリバースモードに、それ以外のプロポはノーマルモードに設定し
て下さい。
B送信機のスイッチを入れ、エンコン・スティックをフルバック(一番下に下げる)の位置にする。
Cスピコンのスイッチを入れて5秒待つ。
Dモータからピッと小さな確認音が聞こえたら、
すぐにエンコン・スティックをフルハイ(一番上に上げる)にして5秒待つ。
Eモータからピッと小さな確認音が聞こえたら、すぐにエンコン・スティックをニュートラルにして5秒待つ。
Gモータからピッと小さな確認音が聞こえたら、すぐにエンコン・スティックをフルバックにして5秒待つ。
H5秒後にモータからピーー(長め)と小さな確認音が聞こえる。
I以上で設定終了です。スピコンの電源を切って下さい。
注意事項
設定途中で、モータから確認音がしなかったり、設定最後にピッ、ピッ、ピッ、という音が聞こえた場合は、設定失敗です。最初からやり直して下さい。 設定をやり直す場合は、スピコン内のマイコンを確実にリセットするために、スイッチオフ時間を3秒以上とって下さい。
スイッチを切るなどして初期設定を途中で中断した場合には、途中までの設定も無効となり、前回の設定値のままで設定変更はなされません。
8.2通常動作
初期設定が完了していれば、スイッチをONするだけで、スピコンとして動作します。
バッテリー電圧が低下してくると、電源電圧が3.0Vを割り込まないようにパワー制限がかかります。