1.概要
動力用のバッテリー電圧を受信機やサーボ用の電圧に変換する回路で、いわゆるBECというやつです。
出力電圧は、5V以外に6V出力も可能です。
出力電流は、余裕の3A(ピーク)です。
2.仕様
●入力電圧 : 6〜12V (Ni-Cd/Ni-MH:6〜10セル Li-Po:2〜3セル)
●出力電圧 : 5V又は6V (ジャンパーで切り替え)
●出力電流 : 3A(ピーク)
●外形 12*28*8 (縦*横*高さ)
●重量 2.2g(回路部のみ)
4.回路図
4.部品表
部品番号 |
品番 |
メーカー |
備考 |
IC1 |
PQ30RV31 |
シャープ |
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D1 |
1SS352 |
東芝 |
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C1 |
セラミックコンデンサ 0.47uF 25V |
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C2 |
タンタルコンデンサ 47uF 10V |
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R1 |
抵抗 1kΩ |
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R2 |
抵抗 330Ω |
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R3 |
抵抗 1.5kΩ |
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5.回路の説明
可変ロードロップアウト4端子レギュレータICの回路そのものです。
入力電圧が、設定された出力電圧(5又は6V)より低い場合、出力電圧は入力電圧より0.5Vほど低い電圧が出力されます。
回路図のJP1をショートさせると6V出力になります。
実力的には、入力電圧は、3.5V〜25Vまで動作しますが、ドロッパ式レギュレータなので、入力電圧が高いと発熱が大きくります。
実用上は、Ni-Cd/Ni-MHで10セル、Li-Poで3セルまでが限度です。
本回路は3Aと比較的大きな瞬間電流容量を持っています。しかし、連続で流せる平均電流は、発熱量で制限されますので注意して下さい。
連続で流せる電流の平均値は、下記の式で計算できます。
入力電圧をEin、出力電圧をEoutとすると
連続で流せる平均電流Ioは、
Io=2/(EinーEout)
です。単位はA(アンペア)です。
6.使い方
接続は下図を参照して下さい。
ジャンパー端子をショートすると6V出力になります。サーボによっては、6Vに対応していないものもありますので、注意して下さい。
ショートさせるには、直接ハンダでブリッジさせるか、図のように細い導線を利用して下さい。