AR55

電圧低下検出付き機体発見ブザー    


1.概要
 電圧低下検出付きの機体発見ブザーです。
電圧低下の検出電圧を好みによって調節できるボリュームが付いています。検知電圧の調整範囲は、4.0〜6.6Vと広く設定できますので、リポ7.4Vのハイボルテージ仕様にも対応できます。
ブザー音は、断続音です。


2.機能



3.仕様



4.回路図



5.部品表
部品番号 品名 品番(仕様) メーカー 備考
IC1 電圧レギュレータ S-812C50 SII .
IC1 マイコン ATtiny45V Microchip Technology .
Q1 トランジスタ RN1102 東芝 .
Q2 トランジスタ RN1105 東芝 .
C1 セラミックコンデンサ 4.7uF . .
C2 セラミックコンデンサ 4.7uF . .
C3 セラミックコンデンサ 0.1uF . .
C4 セラミックコンデンサ 0.1uF . .
R1 抵抗 22KΩ . .
R2 抵抗 15KΩ . .
VR1 トリマー抵抗 10KΩ . .
BZ1 回路内蔵型ブザー TMB-05 スター精密 .


6.マイコンプログラム
自作する場合は、マイコンにプログラムを書き込む必要があります。
圧縮形式ですので、下記ファイルをダウンロードした後、解凍してHEXファイルにしてからマイコンへの書き込みを行って下さい。
書き込みを行う際に、プログラムメモリの0x7FF番地のローバイトに8MHzOSCキャリブレーションデータを書き込んで下さい。

ar550.zip

設定
・FUSE extended byte (11111111B)
・FUSE high byte (01111110B)
・FUSE low byte (01100010B

SELFPGNEN:1

RSTDISBL:0
DWEN:1
SPIEN:1
WDTON:1
EESAVE:1
BODLEVEL2:1
BODLEVEL1:1
BODLEVEL0:0

CKDIV8:0
CKOUT:1
SUT1:1
SUT0:0
CKSEL3:0
CKSEL2:0
CKSEL1:1
CKSEL0:0


・LOCK bit (11111111B)

LB1:1
LB2:1


7.使い方説明
コネクタを受信機の空きチャンネルに接続するだけで、電圧低下検出付き機体発見ブザーとして機能します。
ブザーを鳴らすには、送信機のスティックを左右(上下)どちらかいっぱいに倒すとブザーが鳴り、スティックを戻すとブザーは鳴り止みます。
具体的には、信号パルス幅1.7msec以上でブザーが鳴ります。通常、ニュートラルパルス幅は1.5msec付近ですので、スティックが中央位置ではブザーは鳴りません。
また、送信機からの信号が無くなった場合もブザーが鳴ります。信号が再度入力されるとブザーは鳴り止みます。
電圧低下検出機能ですが、電源電圧が、設定電圧以下になってもサーボの起動などによる瞬間的な電圧低下ではブザーが鳴らないように時間にして約1秒の遅延が入っています。1秒以上の電圧低下を検出した場合には、ブザーが鳴り、電圧が回復したらブザーは鳴り止みます。しかし、約2.5秒以上の時間連続して電圧低下を検出した場合は、電源電圧が回復しても電源を切るまで鳴り止みません。
検出電圧の調整は、精密ドライバ等を使ってコネクタ取り出し部から見えるトリマー抵抗を回すことで調整できます。左にいっぱい回すと約4.0V、右にいっぱい回すと約6.6Vです。(下図参照)