ST40

サーボテスタ                                                    2023/05/16

       




1.はじめに
 ラジコンサーボを駆動するための回路です。ボリュームを回すことでサーボを動かすことができます。
部品点数をできるだけ少なくなるように設計してみました。
電源電圧も3~18Vと広く、リポ1セル用サーボからハイボルテージサーボまで使えます。



2.機能
 ●RCサーボ用疑似信号発生回路



3.仕様
 ●電源電圧 : 3V~18V 
 ●パルス信号幅 : 約0.8~2.5msec



4.回路図




5.部品表
部品番号  部品名  仕様  メーカー  備考 
 IC1  インバータ  TC4069UBP  東芝  
 D1~D2  ダイオード  1S2076A  ルネサスエレクトロニクス  
 C1  アルミ電解コンデンサ  100uF/25V  
 C2  セラミックコンデンサ  0.1uF/25V    
 C3  フィルムコンデンサ  1.2uF/25V    
 R1  抵抗  100kΩ    
 R2  抵抗  100kΩ    
 R3  抵抗  4.7kΩ    
 VR1  可変抵抗  10kΩ    



6.回路の説明
 回路構成としてはインバータ6個入りCMOSロジックICを使った発振回路となっています。
通常、この手の発振回路のdutyは50%となりますが、ダイオードを挿入することでdutyバランスを変化させています。
コンデンサC3は、ポリエステルフィルムコンデンサ等の温度安定性の高いコンデンサを使うようにします。0.12uFが入手出来なければ0.1uFと0.022uFをパラレル接続してもいいです。
このICに限ったことではありませんが、未使用の入力(11pin,13pin)はオープンにせず、電源かGMDに接続するようにします。ここでは、配線のやりやすさから回路図のように接続しています。
作る上の注意ですが、パスコンC2は、IC1の電源近くに配線します。
この回路定数の場合、ボリュームVR1を回すことで、パルス幅を約0.8~2.5msecまで変化させることができます。
電源電圧が5V以下という条件付きなら、IC1はアンバッファタイプのTC74HCU04AUがそのまま使えます。ピンアサインもTC4069UBPと同じです。