1.はじめに
ラジコン用サーボモーターは、価格も安く種類も豊富なので、ラジコン以外にも様々な用途に使うことができます。
しかし、いざサーボモーターを動かすとなると、パルス信号を入力する必要があり、そう簡単ではありません。ポテンショメータ(ボリューム)を接続するだけでサーボモーターが動いてくれればと思う人も多いでしょう。
そこで、ポテンショメータを接続するだけで、サーボモーター用のパルス信号を出力してくれる回路を制作してみました。
サーボモーターの動作確認だけでなく、本回路とESC(スピード・コントローラ)を組み合わせることで、ラジコン送受信機を使わずに動力用モーターを駆動させることも出来ます。
2.機能
●ラジコン・サーボモーター用パルス信号発生器
3.仕様
●入力電圧 : 3.6V〜9.0V
●出力パルス可変範囲 : 0.8〜2.2msec
●基板外形 : 28*15*3(縦*横*高さ)
4.回路図
5.部品表
番号 |
部品名 |
品番(仕様) |
メーカー |
備考 |
IC1 |
三端子レギュレータ |
S812C33 |
ABLIC |
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IC2 |
マイコン |
ATtiny13A |
MicroChip |
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C1 |
セラミック・コンデンサ |
2.2uF/16V |
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C2 |
タンタル・コンデンサ |
47uF/10V |
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C3〜C4 |
セラミック・コンデンサ |
0.1uF/25V |
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R1 |
チップ抵抗 |
2.2kΩ |
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その他 |
ポテンショメータ |
10kΩ |
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外付け |
6.マイコンプログラム
自作する場合は、マイコンにプログラムを書き込む必要があります。
下記ファイルをダウンロードしてマイコンへの書き込みを行って下さい。
(右クリックで ”対象をファイルに保存” を選択)
st300.hex
書き込み時の設定
・FUSE 0xFC 0x7A
・LOCK 0xFF
7.配線図
8.注意
電源電圧がそのままサーボの電源に印加されます。ハイボルテージ対応のサーボモーター以外、電源電圧は、5Vとしてください。