ST30

サーボ・テスタ                                             2019/04/07

 サーボテスター

 

1.はじめに
 ラジコン用サーボモーターは、価格も安く種類も豊富なので、ラジコン以外にも様々な用途に使うことができます。
しかし、いざサーボモーターを動かすとなると、パルス信号を入力する必要があり、そう簡単ではありません。ポテンショメータ(ボリューム)を接続するだけでサーボモーターが動いてくれればと思う人も多いでしょう。
そこで、ポテンショメータを接続するだけで、サーボモーター用のパルス信号を出力してくれる回路を制作してみました。
サーボモーターの動作確認だけでなく、本回路とESC(スピード・コントローラ)を組み合わせることで、ラジコン送受信機を使わずに動力用モーターを駆動させることも出来ます。



2.機能
 ●ラジコン・サーボモーター用パルス信号発生器



3.仕様
 ●入力電圧 : 3.6V〜9.0V
 ●出力パルス可変範囲 : 0.8〜2.2msec
 ●基板外形 : 28*15*3(縦*横*高さ)



4.回路図




5.部品表
番号  部品名  品番(仕様)   メーカー  備考 
 IC1  三端子レギュレータ  S812C33  ABLIC  
 IC2  マイコン  ATtiny13A  MicroChip  
 C1  セラミック・コンデンサ  2.2uF/16V    
 C2  タンタル・コンデンサ  47uF/10V    
 C3〜C4  セラミック・コンデンサ  0.1uF/25V    
 R1  チップ抵抗  2.2kΩ    
 その他  ポテンショメータ  10kΩ     外付け



6.マイコンプログラム
自作する場合は、マイコンにプログラムを書き込む必要があります。
下記ファイルをダウンロードしてマイコンへの書き込みを行って下さい。
(右クリックで ”対象をファイルに保存” を選択)

st300.hex

書き込み時の設定
・FUSE  0xFC 0x7A
・LOCK 0xFF



7.配線図




8.注意
 電源電圧がそのままサーボの電源に印加されます。ハイボルテージ対応のサーボモーター以外、電源電圧は、5Vとしてください。