1.概要
ギヤ付きステッピング・モータを使った小型軽量のサーボ・モータです。
ギヤには、ギヤ比は26.4:1の遊星ギヤ、ステッピング・モータは22.5°/step(2-2励磁)を使いました。
トルクはとても小さいので、RC飛行機なら2~30グラム程度が限度です。
通電時に位置決め動作を行います。
厳密には、フィードバック制御ではなく、オープンループ制御なので、サーボとは呼べません。
2.機能
●疑似サーボ・モータ
3.仕様
●基板外形 : 30*13*7(縦*横*高さ))
●電源電圧 : 3.0~4.2V(LiPo 1cell専用)
●重量 : 1.3g(コネクタケーブル含まず)
●トルク : 2gcm
●モータ電流 : 50mA
4.回路図
5.部品表
部品番号 |
部品名 |
仕様 |
メーカー |
備考 |
IC1 |
マイコン |
ATtiny85V |
MicroChip Technorogy INC. |
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Q1 |
抵抗内臓トランジスタ |
RN1102 |
東芝 |
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C1 |
セラミックコンデンサ |
22uF/10V |
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C2 |
セラミックコンデンサ |
0.1uF/16V |
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ステッピング・モータ |
60ohm/相 |
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6.マイコンプログラム
自作する場合は、マイコンにプログラムを書き込む必要があります。
下記ファイルをダウンロードしてマイコンへの書き込みを行って下さい。
(右クリックで ”対象をファイルに保存” を選択)
LS300.hex
書き込み時の設定
・FUSE 0xFF(extra_byte)0xF5(High_byte)、 0x69(Low_byte)
・LOCK 0xFF
7.説明
接続は下記を参照してください。
8.動画
https://youtu.be/Y9W2J3m7XBo
9.注意
回転位置検出は行っていないオープンループ制御のため、動作中無理に動作が止められた場合、回転位置がずれたままになってしまいます。
小さなトルクでも余裕を持って駆動出来る負荷で使用する必要があります。
分解能の関係で、送信機のスティックを動かさなくても、サーボホーンが小さくピクピク動きます。