AR42                 2014/06/01


ハイボルテージ対応バッテリー電圧低下検出付き大音量機体発見ブザー
     



1.概要
 AR41の改良型でハイボルテージに対応したものです。
バッテリー電圧低下検出は、基板上のトリマー抵抗で検出電圧を調整できるようにしました。
その他はAR41とほぼ同じです。


2.機能
 ・ハイボルテージ対応バッテリー電圧低下検出付き機体発見ブザー


3.仕様
 ・電源電圧 3.5〜8.4V
 ・バッテリー低下検出電圧 3.5〜6.5V(調整可 完成品は4.4Vに調整)
 ・消費電流 7mA/130mA(ブザーOFF時/ブザーON時)
 ・外形 φ31(コネクタ端子、フランジ部除く)、高さ28
 ・重量17.6g(コネクタ含む)
 ・音圧 90dB at 1m


4.回路図



5.部品表
部品番号 品名  品番 メーカー 備考
IC1  マイコン ATtiny45V ATMEL .
IC2  レギュレータIC S-812C40  SII   
Q1  抵抗内臓トランジスタ RN1102 東芝 .
Q2  抵抗内臓トランジスタ RN1105 東芝 .
Q3   FET 2SK2159 NEC   
D1  ショットキー・ダイオード RB160L-40  ローム
 R1  抵抗  10kΩ    
R3  抵抗 10kΩ . .
R4  抵抗 10kΩ . .
R5  抵抗  22kΩ
R6   抵抗  3.3kΩ
VR1  トリマー抵抗 10kΩ    
C1  セラミックコンデンサ  10uF/16V
C2  アルミ電解コンデンサ  220uF/6V
C3  アルミ電解コンデンサ   100uF/35V
C4  セラミックコンデンサ   0.1uF/16V . .
C5  セラミックコンデンサ    0.1uF/16V
C6  セラミックコンデンサ     0.1uF/16V
 C7  セラミックコンデンサ  0.68uF/16V    
 C8  タンタルコンデンサ  47uF/10V    
L1  インダクタ    1mH/0.1A
NF1  3端子コンデンサ  NFM3DP223R1H3  ムラタ  
BZ  ブザー EB3120A−35C150ー12V  FDK


6.マイコン プログラムのダウンロード
本回路はマイコンを使っていますので、自作する方は、マイコンにプログラムを書き込む必要があります。
圧縮形式ですので、下記ファイルをダウンロードした後、解凍してHEXファイルにしてからマイコンへの書き込みを行って下さい。
ar420.hex


設定
・FUSE extended byte (11111111B)
・FUSE high byte (00111110B)
・FUSE low byte (01100010B

SELFPGNEN:1

RSTDISBL:0
DWEN:0
SPIEN:1
WDTON:1
EESAVE:1
BODLEVEL2:1
BODLEVEL1:1
BODLEVEL0:0

CKDIV8:0
CKOUT:1
SUT1:1
SUT0:0
CKSEL3:0
CKSEL2:0
CKSEL1:1
CKSEL0:0

・LOCK bit (11111111B)

LB1:1
LB2:1


7.調整
 バッテリー低下検出電圧は、基板上のトリマー抵抗で約3.5V〜6.5Vの範囲で調整可能です。
バッテリー低下検出機能を使いたくない場合は、検出電圧を低く設定することで検出しにくくなります。
調整用トリマーは右に回すと検出電圧が上がり、左に回すと検出電圧が下がります。
完成品のバッテリー低下検出電圧は、約4.4Vに設定してあります。



8.使い方
 受信機の空きチャンネルにコネクタ接続するだけで、バッテリー電圧検出付き機体発見ブザーとして機能します。
あとは送信機のスティック又はスイッチ操作(信号のパルス幅が、約1.7msec以上)でブザーを鳴らすことができます。
 バッテリーの電圧低下の検出電圧以下になるとブザーが鳴りますが、サーボが動く瞬間などの一瞬の電圧低下は検出しないように、約1秒の遅延時間を設けてあります。また、電圧低下を3秒以上検出するとブザーは電源を切るまで鳴り続けます。つまり、電圧低下検出時間が1〜3秒であれば、ブザーが鳴っても電源電圧が回復すればブザー音は停止します。
 また、送信機からの信号が途絶えるとブザーが鳴ります。
 ブザー音は断続音で、鳴動条件によって断続音周期は異なり、周期の短い方から、電圧低下、信号パルス幅約1.7msec以上、無信号の順になっています。